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見えてるようで見えてない

見えてるようで見えてない

個人セッションの時、クライアントの方の筆跡を拝見して「ここがこうなっていますね」と特徴を指摘すると、ご自分ではまったく気づいていなかった……ということが多々あります。

「書き出しを強くひねっている」とか「横線が左側に長く突き出している」とか、誰が見ても一目でわかるような特徴なのに、ご本人には当たり前すぎて、見えなくなっているのですね。

これは、筆跡だけでなく、ほかのいろいろなことにも当てはまりそうです。自分で気がつかずに繰り返している動作、表情、言葉の使い方、物事の受け止め方。。。私も、人から指摘されて「きゃーっ」と叫びたくなったことが何度かあります。

ところで、よく「自分のことは自分が一番よく知っている」と言う人がいます。

これは、ある部分に関しては本当でしょう。他人に見えない、自分だけに見える自分というのはもちろんありますよね。

でも、別の部分に関しては、他人のほうがよく見えている場合もあります。私たちは、自分が知っている自分以外に、他人には見えて自分では見えない自分も、いつも影のように連れて歩いています。

ほかに、自分にも他人にも見えている自分、さらには、自分にも他人にも見えない4番目の自分もいます。前者はいいとして、後者に関しては、知りたいような怖いような、モヤモヤしたものを感じる人も多いのでは?

その4番目の自分を知るにはどうしたらいいのでしょうか?

潜在意識、集合的無意識、呼び名は何でもいいのですが、心を通して、より深く広い世界へ入っていくことが必要でしょう。そこには今意識している自分の枠をはるかに超えたさまざまな自分、さまざまな情報、さまざまな記憶が眠っているようです。

その世界の一部を知るための手段が、たとえばヒプノセラピーであったり、深い瞑想であったり。アプローチは異なりますが、DNA解析などもその仲間に入るでしょう。

私の扱う筆跡診断や易、タロットなどのカードリーディングも、私はそういうものとしてとらえています。そこから意味を読み取って言葉にするのは確かに私ですが、文字を書いていただくのはご自身ですし、カードを引く時も、必ずその方を主語として質問を投げかけます。

私はクライアントの方と潜在意識をつなぐ媒介に過ぎないのです。

ですから私は、人にはすごい潜在能力があるとか、可能性があるとか、そういう言葉を単なる励ましで言っているのではありません。

自分で信じるかどうかに関わらず、それはあるのです。しかるべききっかけがあれば閉じられた蓋が開き、その人の本来のパワーが開花します。(その際、不要なものはクレンジングされている必要がありますが、ここでは触れません。)

それが行動として現れた時には、自分だけでなく周囲をも巻き込んだ変化が起きるでしょう。

それは必ずしも派手で騒がしいものではなく、「地味で静かで、でも後戻りのきかない変化」という形をとる場合もあるでしょう。

今自覚しているほんの一部の自分が自分だと思ってしまうのは、実にもったいない話です。

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