『日本人の知らない日本語』で癒される

日本人の知らない日本語

耳慣れない言葉や、あやふやな覚え方をしていた言葉があるのに気づくと、わりあいマメに調べています。

そのたびに日本語の繊細さやファジーな面白さに感じ入ってしまうのですが、先日、大好きな『日本人の知らない日本語』の3巻が出たので読んでみました。

今回も、日本語にまつわる面白エピソードや、おさえておきたい知識がたくさん詰まっています。

たとえば「外国人にわかりやすい日本語(の言い回し)」などは、外国人と接する機会の多い方には、即役立ちそうです。市販のお弁当に入っているあの「緑のキザキザ」の名前は……役立つかはわかりませんが、雑学マニアにはうれしいでしょう。

それにしても、日本語教師・凪子先生と、海を越えてやってきた学生たちのコントのようなやりとりを読んでいると、日頃思っている「ふつう」や「常識」が大きく揺さぶられるのを感じます。

以前、あるある心理学という記事で、「人はそれぞれ自分の世界で生きていて、人の数だけ世界がある」と書きました。

この本は、そういう世界観の違いを、「生まれ育った国の言語=文化の違い」という切り口で、とてもわかりやすく楽しく読ませているのがすばらしいと思います。

同じ言語を使っていても、当然人によって個性はさまざま(ときに強烈)で、その味つけがあるからなおさら面白いのですが。

学生たちの笑える間違い、トンチンカンな質問、変わった言動も、このマンガのように、それはどんな気持ちや文化的背景から出てきたものなのか?と一歩踏み込んでみると、見え方が変わります。

語学の勉強という部分では一定の正解があり、マルやバツがつくわけですが、人間同士という観点では「ムリもないよね」とうなずきたくなるのです。(→☆)

あとがきの、「『違い』を『嫌だ』と思うのではなく『面白い』と思えたらいろいろと楽にならないかな」という蛇蔵さんのコメントも、いいなぁと思いました。

この本を読んでいると、「人という存在そのものが面白い」としみじみ思えます。

日本語に興味がある人だけでなく、最近、人間関係がギスギスしているかも……という人にもおすすめです。できれば1巻から順に読むとより楽しめるでしょう。笑いながら癒され、「少し受けとめ方を変えてみようかな」という気分になれること、請け合いです。

☆「うなずく」の表記ですが、あらためて調べたら「うなずく」「うなづく」どちらもマルだそうです。日本語ってホントにファジー。

2 comments

  1. 秋月美南 says:

    くまくまさん、お久しぶりです^^
    コメントありがとうございます!
    おかげさまで元気にやっております。
    長くお休みしてしまいましたが、これからまた書き始めますので、どうぞよろしくお願いします♪

  2. くまくま♪ says:

    おはようございます。
    お忙しくされていらっしゃるのですね~(^^♪
    おからだにお気を付けくださいね

    ご訪問ありがとうございまっす。

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