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運命を味方につける人、つけられない人

運命を味方に

運命というのは、努力をした人に“偶然”という橋を架けてくれる。

(『猟奇的な彼女』)

この映画のラストシーン、素敵ですよね。

ここに挙げた言葉についての私なりの解釈は、こんなふうになります。

努力というのは、あれこれ考えているだけではダメなのは当然です。ではやみくもに動けばいいのかというと、それもちょっと「?」です。

山手線に100回乗っても京都には行けないのと同じで、大事なのは目的に沿った行動をとるということです。そのためには、自分の目的をちゃんとわかっておく必要があります。

この映画の主人公たちの目的は何だったのでしょうか?

離れ離れになった相手と再会すること?でも、ただ会うことが目的だったら、たずね人の広告を出すとか興信所に頼むとかでもよかったわけです。

でも、二人はそうした方法をとらず、自分を成長させるという道を選びました。それは、彼らの本当のゴールが「再会した時、恥ずかしくない自分になっていること」だったからです。

目的が果たされかどうかは、ラストの二人の表情が物語っています。

目的がはっきりイメージできていれば、人はおのずと必要な行動をとるようになっていて、そこに注がれる努力にはムダがありません。一見ムダに見えることも、実はすべてが必要なことだったと後でわかります。

運命を味方につけられるかどうかは、この目的意識とイメージングにかかっていると言ってもいいでしょう。

そして機が熟した時に、偶然という橋がかかり、自分がイメージした場所にたどり着けます。偶然というのが適当なのかどうかはわかりません。奇跡と呼ぶ人もいるし、必然と呼ぶ人もいるでしょう。

いずれにしても、障害を乗り越えて物事が成就する時というのは、人智を超えた何かの力がはたらくようです。なので、「これをこうしてこうなって」とガチガチに考えすぎず、それが入る余地を残しておくことが必要になりますね。

最後に。橋を架けてくれる存在とは、本当に運命なのでしょうか。それとも神様?宇宙?潜在意識?

正解はわかりません。それをどう名づけ、どういうスタンスで向きあうかで、その人のありかたがわかる。。。とはいえそうです。

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